堀内式システム麻雀 何切る?何鳴く?問題集

本書は元競技麻雀プロで現・人気麻雀系YouTuber堀内正人のベストセラー戦術書『令和版 神速の麻雀 堀内システム55』(三才ブックス、2020年9月)の実践編にあたります。前著が堀内のデジタル打法(システム打法)の解説だとすれば、本書はその打ち方を身に付けることを目的とした何切る?何鳴く?問題集です。

堀内のシステム打法とは、有効と言われている戦術をシステム化して、実戦で貫き通すスタイルを指します。ネット麻雀における様々な局面・打牌の統計データを頭の中に叩き込み、あらゆる場面で最も期待値の高い「得な選択」をし続けることで、飛躍的に勝率が上がるのです。

具体的には、リーチと鳴きを多用してテンパイするまでは全力疾走。他人に先にテンパられた思ったら、すかさずベタオリします。テンパイまでの競走が基本で、先制攻撃とオリに特化して、それを極限まで高めたのが堀内の打ち方です。単純ですが、実際にはなかなか真似できることではありません。人間には感情のブレがあり、徹底することが難しいからです。

ここに本書の意義があります。習うより慣れろ、とは良く言ったもので、麻雀の基本である「手組」「リーチ」「鳴き」「押し引き」に関して、繰り返し問題を解きながら、体験的に期待値の高い選択を身に付けることが狙いです。何となく牌姿や答えの記憶が残っていれば、実戦で似たような場面に遭遇した際、「あ、これあった」とデジャブのように蘇ってきて、同じ選択基準で打つことが可能です。あとは、そうした場面を少しづつ増やしていき、着実に実力を上げていけばいいだけです。

 

*最終章にて、麻雀AI「NAGA」と堀内正人が同じ場面で何を切るかの打牌検討あり

 

  • 出版社 ‏ : ‎ 鉄人社 (2023/3/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/3/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4865372547
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4865372540